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夏休みを終えて


 夏休みが終わり、からふるの放課後デイの子どもたちは既に2学期が始まっています。

 この夏休みは、ご登録者がほぼ毎日定員いっぱいの状態で迎えた初めての長期休暇でした。

 多機能型のからふるでは、普段は別時間帯に児童発達支援と放課後デイのサービスを提供しており、それぞれ少ない人数で落ち着いた雰囲気の中での活動を行っています。

 多機能型で運営しておられる事業所さんの中には、長期休暇中も完全に分離して運営されているところもあるようですが、からふるは活動空間やスタッフ数、送迎車の台数などから、完全に分離して運営するのは難しい状況です。

 からふるでは、長期休暇中は児童発達支援のサービス提供時間に放課後デイが重なるので、スタッフ配置も活動内容も組み立てるのが大変なのですが、普段あまりないにぎやかな雰囲気を楽しんでくれている様子や年齢の離れた子どもたちが交流している様子を見ると、やっぱりこの運営形態にしてよかった…と思うことの方が多いです。

 とはいえ、夏休み前はどう組み立ててもスタッフが足りず、夏休みを乗り切れるか不安で不安で仕方ありませんでした。

 スタッフの勤務時間を増やしてもらったり、短期アルバイトの人に来てもらい、何とか乗り切ることができました。

 いつもながらからふるには神様がついているんじゃないかと思うぐらい、いろんな幸運にも恵まれ、事故もなく子どもたちも元気に通ってきてくれました。

 放課後デイの子どもたちの中には利用日の増量希望もあったのですが、残念ながらそれはお引き受けできませんでした。

 障がいを持つ人が自由にサービスを選べる世の中になってほしいー

 私たちも選んでいただけるよう質の高いサービスを提供したいー

 そういう思いで立ち上げたからふるですが、現実はなかなか自由に選んでいただけるだけの選択肢を提供できていません。

 また「質の高いサービス」とは何か?を考えたとき、からふるにはまだまだ努力の余地がたくさんあります。認可事業としての運営を守りながら、からふるとしての特色をどう出していくか、理想はあっても具体化するにはどうすればよいか、悩むことも多いです。

 夏休みを振り返って、長期休暇中の課題もたくさん見つかりました。

 時間はあっという間に過ぎていきます。冬休みまでには解決しておかないと!

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