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なんだか不穏な状況

 久々の代表理事日記です。

 実は何度も記事を書いたのですが、モヤモヤしているうちに次の事件が発生し…といつまでたっても今からふるが置かれている不穏な状況をうまく表現できず、書いては消し、書いては消し、の繰り返しでした。

 今回の記事は具体的な内容を書くと個人が特定されるので、わかりにくい表現にしています。

 

 からふるは開所当時運営が厳しい状態だったこともあり、せっかくできた乙訓唯一の重心事業所をつぶしてはならないと、本当に多くの方に応援していただいたり支えていただいたりしてきました。たくさんの方に知恵や力を貸していただいて乗り越えてきました。


 あれから年月が経ち、状況もいろいろ変わってきました。当時のことを知らない人や当時の思いを共有できない人も増えました。法律や制度も変わり、当時よりも厳しい規制が多くなりました。放課後デイや児童発達支援も右肩上がりで増え、これまでのように「乙訓唯一の重症児デイ」ではなく、数多ある児発・放デイの一事業所として捉えられることが増えました。


 そのことを強く感じるようになったのは今年の春ごろから。どうも様子がこれまでと違う。今まで見えていたことが見えなくなり、不穏な状況を感じてモヤモヤし続けてきました。


 そして夏には利用児さんが不利な状況に追い込まれる事件が発生しました。その子がからふるに通所するにあたって尽力してくださった方や当時の思いを知る人が少なくなっています。それは仕方がないことですが、その経緯を知らない人にかかると、「無理」「できません」の一言ではしごを外されてしまうんだと恐ろしく感じたと同時に、私たちはこんなにも危うい世界で重い障がいのある医療度の高いお子さんを預かっているのだと改めて思い知らされました。


 それでもからふるの周りには子どもが困っていたら、すぐに動いてくれる人がたくさんいます。

 途方に暮れていた時、軽いフットワークで力を貸してくれた方、当時のことをきちんと覚えていてくださった方、状況が変わったのだから新しい方法を考えようと言ってくださった方…いろんな方に助けられ、何とか利用児さんも元気に通所継続できています。


 これまで、子どもが不利な立場に追い込まれたら、正面から戦うことしか考えてこなかった単細胞な私ですが、周りの方からもアドバイスをもらい、今の状況で正面から闘いを挑んでも、余計に子どもたちが困りそうだという空気を感じて今回はおとなしく引き下がりました。

 でもだから余計にモヤモヤしてるんだろうなあ。

 子どもが元気に通所継続できているんだからよかったよかった、って考えたらいいんですけどね…😟


 



 




 


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