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からふる乙訓

児童発達支援保護者懇談会


 支援学校は先週土曜日から夏休みに入り、児童発達支援と放課後デイの子どもたちが一緒に過ごしています。今夏はご利用児が増えているので、送迎も混合コースとなり、これまで以上ににぎやか!

 夏休みの様子は、またこちらにアップしますね。

 さて昨日はそんな中、児童発達支援ご利用児の保護者懇談会を行いました。保護者懇談会はからふるとしては初めての開催でした。

 からふるの児童発達支援は母子通園ではなく単独通園を実施しています。普段保護者に療育の様子を実際に見ていただく機会が少ないので、参観も実施しました。

 懇談会には3名の保護者にご参加いただきました。子どもたちの年齢も障がいも多岐にわたっているので、保護者の悩みもそれぞれ。どの親御さんも子どもたちの成長を喜んで下さっている反面、成長した故に新たな課題に直面…という嬉しい悩みも感じておられました。

 からふるは「どんなに重い障がいがあっても地元で豊かな人生を送れるよう多彩な選択肢を提供する」という理念を掲げています。年齢が上がるにつれて発生する悩みや成長に伴って表れる課題などにも寄り添っていける法人でありたいと思っています。しかしまだまだ多彩な選択肢が提供できているわけではありませんし、課題解決のための十分な機能を発揮できているわけではありません。

 乙訓地域には障がいを持った子どもたちを総合的にフォローできるこども病院や療育センターのような医療・福祉機能がありません。交通の便がいいので子どもたちは京都市内や京都の南部、大阪方面まで通うことはできるのですが、地元からはるか遠い場所に通う負担や生活場面と連動した支援が難しいという問題があります。「主治医は●●病院」「リハビリは■■病院」「療育は▲▲センター」などバラバラなフォローを受けている子も多く、もっとひどい場合は「小児神経は○○病院」「整形外科は□□病院」という場合も。それぞれのフォローを結び付けて、生活の中に活かしていくには、専門的な支援が必要だと改めて思いました。福祉サービスを統合する相談支援専門員とはまた異なり、医療やリハビリの視点も踏まえて地元の資源を活かせるような仕組みがからふるで提供できるといいな~と思いました。

 保護者のお話を直接伺うと、からふるの課題もよく見えてきます。今回参加できなかった保護者もおられたので、また定期的に開催したいと思います。

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