誰のための報酬改定? ~それでも看護職員が欲しい!!
- 代表理事
- 2018年8月16日
- 読了時間: 2分
4月からの平成30年度報酬改定で、からふるは看護職員加配加算を取ることができました。しかし5月4日のブログにも書いた通り、その条件は「医療的ケアのスコア判定8点以上の子どもが毎日5名通っている実績があること」という、定員5名の事業所にとってはとてもハードルが高い内容でした。
4月からの3か月間は申請が受理されたことでその恩恵を受けることができたのですが、3か月経過し利用実績報告をしたところ、当然加算は取り消されてしまいました。
からふるの場合、4~5月は長期入院をしていた子どもが多かったということもありますが、みんなが復活した6月だけを見ても、8点以上の医ケア児の1日平均利用人数は約3.4名です。とても毎日5名なんて無理です。定員5名ですからね!
一体どんな事業所がこの加算を取れるんだろう??
ほとんどの事業所がからふると同じ定員5名で運営されており、以前にも書きましたが医療的ケアが必要な子どもだけを対象にしているわけではありません。
厚生労働省には何のための加算なのか、誰のための報酬改訂なのか、再度検討していただきたいと切に思います!!
加算が取り消されたとはいえ、ご利用児が増えてきたからふるは看護職員を複数名置かなければ、日々の運営が難しくなってきています。中には一人の子どもであっても複数の看護職員がいないと安全が守れないと思う子もいます。加算が取り消されたからと言って、看護職員の複数配置をやめるわけにはいきません。むしろ、もっと充実させたいと思っています。
ということでからふるでは看護職員(正・准看護師、保健師、助産師)を募集しています!
詳細は「求人情報ページ」をご覧ください。
現在働いている看護職員は全員ママさん看護職員です。お子さんの年齢は様々ですが、中にはまだ小さいお子さんを子育て中のお母さんや障がいをもったお子さんを育てているお母さんもいます。
お子さんの学校行事や急病によるお休みは保障しています。急なお休みも気兼ねなく取れること、職員の急な欠勤でもご利用児さんに不利益が生じないことを目指したいと考えています。
小規模の事業所で、医療的な視点だけでなく子どもの発達全体を支えて下さる方、子どもと遊ぶことが大好きな方、小さい変化も一緒に喜んでいただける方、是非からふるに力を貸してください!!
(このHPをご覧の方で、お知り合いに子どもが大好きな看護師さん等がおられましたら、是非からふるの事をお伝えください。よろしくお願いします)
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