久しぶりの研修


 からふるを運営するようになって、法人の代表、事業所の管理者、児童発達支援管理責任者、理学療法士などいくつもの顔を持つようになり、ほとんど休みが取れずなかなか研修に出かけることができなくなってしまいました。最新の情報を得たり、知識や技術を学ぶ機会が減り、日々の支援の中で不安を感じることもあります。都合のつく日に学びたい研修を探すのも一苦労です。

 そんな中、久々に昨日大阪であった研修に行ってきました。『キャスパー・アプローチ』という新しい姿勢保持理論を学んできました。

 「新しい」とはいうものの、子どもにかかわるセラピストなら既にどこかで必ず体験しているはずの理論です。

 というのも、我々セラピストは障害のある子どもを座らせようとするとき、『骨盤を起こして』座らせるように教育されてきました。リハビリをするときも、車椅子や座位保持装置に座らせるときも、『骨盤を起こす』ことがキーポイントのように言われ続けてきました。でも実際臨床で出会う子どもたち(大人の人たちも)は、骨盤を起こすと体が伸びるどころか前に倒れて手が使えなくなったり呼吸がしづらくなったり、首や肩に過剰に力を入れて頑張って起きようとするのでご飯が食べづらくなったり、いろんな弊害に出くわします。ちょっと骨盤を倒して背中の丸みに沿った背もたれにしてもたれさせてあげると、しっかり頭が上がって手が使いやすくなる、ということはよくあります。

 ところが一部のセラピストも保護者も骨盤を倒して座ることに強迫観念みたいなものがあって、いまだに直角に近い車椅子に座っている子どもに出会います。私たちだって椅子に座るときは大体リラックスして骨盤は倒れ、背もたれにもたれて座っているのに。

 ちゃんと座って遊んでいた子供の骨盤が倒れているのが気になったセラピストが、骨盤を起こすシーティングをして子どもに泣いて拒否されているのを見たこともあります。機嫌よく遊んでるのに何でいらんことするかな~? 何で骨盤が倒れているのを許してあげないのかな~? なかなか理解が得られませんでしたが…😟

 キャスパー・アプローチは、環境を整えることで子どもが頑張らずに座って能力を発揮している現象を理論として説明しようとしているものです。我々が臨床で日々出会う現象なので、理論もすんなり理解でき、今までの実践が間違ってなかったんだと思えました。

 自分たちが実際に座ってみて体感したり、ウレタンカットの実技講習もあり、盛りだくさんの内容でした。

 いつも三角クッションのカッティングが上手にできないのですが、今回そのやり方を教えてもらい、目からうろこでした!明日からすぐに実践できそうです。

 もっともっと丁寧に子どもたちの環境を整えて、楽に楽しくいろんな動きができるようにしていかなければ!と改めて思いました。

 研修が終わってからここ↓に寄り道してきました。

 日本一高いビル、あべのハルカスです。(近すぎると全貌が撮れないっ💦)