理学療法士としての仕事
ゴールデンウィーク中にいろいろやっておかないといけないことがたくさんあるのですが、その一つがこれ↓
児童発達支援の子どもたちが使う食事椅子の加工。
寄付していただいたベビーラックに、これまた寄付していただいたウレタンを加工したクッションを載せていたのですが、子どもの成長と共に小さくなり、また複数の子どもたちが使用するようになったので汎用性の高いクッションに削り直しました。
きちんとした姿勢で食事ができるように支援するのも理学療法士の仕事の1つ。
ウレタンを削りながら、「ああ毎日こんな仕事ばっかりやりたいな~」としみじみ…
もちろん、ストレッチなどの身体のケア、車椅子や装具の調整、子どもたちが活動で使う道具の工夫などの仕事はしているのですが、もっともっとできることはたくさんあるのに!という思いに毎日駆られてしまうのです。
私は理学療法士として子どもたちや地域の障がいを持つ方々の役に立ちたいと思ってきたのですが、今は法人代表としての仕事や管理者としての仕事、そして途中から児童発達支援管理責任者の仕事も加わり、純粋に理学療法士として働くわけにはいかなくなりました。
どの仕事も今の私にとっては大切な仕事なのですが、それでもたまに『理学療法士としての仕事』をすると、「ああ毎日こんな仕事ばっかりやりたい~」と思ってしまうのです。
先日、入院中のKちゃんの様子を見に行ったとき、リハビリを見学させてもらいました。
Kちゃんは肘つきうつ伏せがとっても上手になっていて、しっかり頭を上げられるようになっていました。思わずKちゃんが頭を上げやすいようにおもちゃを前に提示して、一緒にリハビリに参加してしまいました。
Kちゃんのリハビリを担当して下さっていたのは、いつもKちゃんが訪問リハでお世話になっている理学療法士のN先生。
N先生とコラボすると、私1人ではできないことができたり、Kちゃんがすごくいいリアクションをしてくれます。そしてそのリアクションを言語化してN先生と共有することで、自分の見立てを確信したり、理学療法士としての自信につながったりします。とても楽しい時間でした。(N先生、いつもありがとうございます!!)
いろんな仕事を抱える中で、子どもたちに直接かかわる時間が少なくなったことを一番残念に思っているのは私自身です。
でも子どもたちはちょっとした働きかけで期待以上の成長を見せてくれたり、気持ちよさそうな表情をしてくれたり、作った道具を使いこなしてステップアップしてくれたり、いろんな形で呼応してくれます。
(時々、痛い!!とかいう反応もありますが…(^_^;))
ちゃんと子どもたちは私の仕事を見てくれて、受け止めてくれて、感じてくれて、返してくれているんですね。
子どもたちからの呼応が『理学療法士としての仕事』を実感できる瞬間であり、明日も頑張ろう!という原動力になります。
さあ、ゴールデンウイークも終わりです。今日中にもうちょっと残りの仕事を片付けて、明日からまた子どもたちを迎えたいと思います。
ちょっとでも多く子どもたちと遊べるように!