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代表理事

研修の秋


 朝夕はめっきり寒さを感じる季節になってきました。

 もともと秋は研修の多い季節ではあるのですが、今年は理学療法の研修だけでなく、福祉関係の研修や他職種の研修など様々な研修に参加させていただいています。

 先週から今週にかけて参加した研修は、主催もテーマも異なる研修だったのですが、どの研修でも最近の動向として、これまでの重症心身障がい児(重度の肢体不自由と知的障害を持つ子どもたち)だけでなく医療的ケア児とか高度医療依存児と呼ばれている子どもたち(日常的に医療ケアや医療機器が必要な子どもたち)が増えて来ているという話題が出ていました。

 医療技術の進歩とともに、かつての医療では命が助からなかったような重度の障がいを持つ子どもたちや医療管理が必要な子どもたちが在宅で生活できるようになってきています。

 訪問看護や訪問リハなど、在宅生活を支えるためのサポートも少しずつ充実してきました。

 でもそのような子どもたちが保育所や幼稚園に通うには大きなハードルがあるのが現実です。

 大切な幼児期・学齢期に、お友達とのかかわりの中で成長したり、お母さんから自立の一歩を歩むことは、どの子どもにも保障されなければなりません。

 子どもたちが安心して通える場所を作る役割と、地域社会の中で子どもたちが生きていけるように、受け入れる側の地域の不安を解消できるようにサポートしていくことがからふる乙訓の役割だと感じています。

 どの子どもも安全に普通に通える場所が、地域に普通にできるといいですよね。

 からふる乙訓の事業認可申請書類を整える作業もいよいよ大詰めです。

 地域の行政機関、医療機関、住民の皆様などに支えられてここまでやってくることができました。

 開所までもう少し! がんばりますので、待っていてくださいね!

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