第3回重症児デイサービス全国大会in九州に参加しました
10月15日~16日にかけて「全国重症児デイサービス全国大会in九州」が福岡で開催され、からふる乙訓から代表理事が参加しました。
全国重症心身障がい児デイサービス・ネットワークに参加している事業所は、2年前の35事業所から150事業所に増えているそうです。
からふる乙訓も今年から仲間に入れていただき、開設にあたってご指導いただいたり相談に乗っていただいたりしています。
全国大会では熊本地震を経験された熊本の事業所から災害時対策の重要性を学んだり、重い障がいをもつ子どもたちの意思をくみ取るために支援者の感度を高めることを実技を交えて経験したり、在宅医療から重症児デイに発展させて来られた福井のDr.の報告を聞いたりしました。
これから開設する我々も、先輩事業所から学ぶことがたくさんありました。備えておくことや職員研修で学んでいくこと、いかに地域とつながっていくかなど、ヒントがたくさん得られました。
全国大会終了後、地震の被害があった熊本城を見に行ってきました。まだ崩れたままの石垣は息を飲む状況でした。どこから手を付けたらいいか途方に暮れるような被害のまま残されているところも多く、地震の衝撃度を直に感じることができました。
関西でも21年前に阪神・淡路大震災があり、京都では被害は少なかったものの、大きな揺れを体験しました。私自身、あの震災の体験がその後の人生に大きな影響を与えることになりました。震災がなければ理学療法士になっていなかったかもしれません。
熊本地震の実体験のお話を聞いたり、熊本城の様子を目で見たことで、あらためて災害に対する備えについて考えていかなければならないと感じた全国大会でした。
被害に遭われた方、いまだ避難生活を余儀なくされている方には、一日も早く元の生活が取り戻せるよう遠くからお祈りしています。