それぞれの巣立ち

 新しい年度を迎えていますが、3月にからふるは児童発達支援から3名、放課後デイから1名の卒園生を送り出しました。

 

 3月8日には、からふる児童発達支援ご利用児さん第1号であるKちゃんの卒園式を行いました。

 まさにからふるの歴史とともに歩んできたKちゃん。開所当初は一人ぼっちの日も多く、なかなか友達との交流を提供してあげられず、大人に囲まれるだけで子どもとしての発達をどう保障していくか悩んだりもしました。

 やがてたくさんの後輩ができ、その中でKちゃんは周りの友達に刺激を受けて、名前を呼ぶと返事をしてくれるようになり、手でスイッチなど簡単な操作ができるようになっていきました。すっかりお兄さんらしく成長したKちゃんは、後輩たちから花束やアルバムなどを受け取って、にこやかに巣立っていきました。

 4月からはからふるの放課後デイに来てくれることになっているので、長期休暇中などはまた後輩たちと一緒に過ごせる時間がありそうです。

 Kちゃん、放課後デイで先輩たちと待ってるよ!


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 そして3月14日にはからふる放課後デイご利用児さん第1号であるDさんの卒業を祝う会を行いました。

 お母さんが当日急遽参加できないことになってしまい残念でしたが、オンライン中継で晴れ姿を見ていただくことができました。

 Dさんも開所当初は一人ぼっちのご利用が長く続き、これで豊かな放課後を保障できているのだろうかと悩んだものでしたが、Dさん自身は一人の時間もそれなりに満喫してくれていたように思います。

 からふるのおやつ係として学校の帰りに寄り道しておやつを買いに行くのを楽しみにしてくれたり、お茶会やコーヒータイムで本物の味わいをたしなむ大人な活動を楽しんでくれたDさんでした。

 やがてDさんにも後輩ができ、時折後輩の圧に押されているかのような場面もありましたが、Dさんはそんな場面もからふるの歴史の流れとして俯瞰的に捉えてくれていたように思います。

 後輩たちから「センパイ」と慕われたDさんは、一緒に過ごした後輩から歌とアルバムをプレゼントされ、舞い上がる紙吹雪に送られて巣立っていきました。

 ちなみにDさんの胸のコサージュは、後輩であるMさんが早くから手作りで準備してくれたものです。Dさん以外の卒園生の分も彼女が全部作ってくれました。

 Dさんは、4月からすぐ近くの生活介護事業所に通所されるので、またきっと会えるよね。

 社会人として立派に活躍してくれることを祈っています。元気で頑張ってね!


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 そして3月16日には児童発達支援のIちゃんとKちゃん2名の卒園式を行いました。

 IちゃんもKちゃんも大きな手術を乗り越え、地域の保育園やこども園にも通うようになり、同年齢の友達がたくさんいる大きな集団の中でグンと成長しました。


 Iちゃんは自分の意思をはっきり伝えるようになり、どんどん自信がついて、いろんなことに挑戦できるようになりました。立ったり歩いたりする力はあるのに大人の意図を感じるとなかなか思うようにリハビリが進まなかったIちゃんですが、最近では食べたお弁当箱をお盆に載せて支え歩きで流し台まで運び、自分で洗い流してくれるようにもなりました。

 卒園式当日は少し恥ずかしそうでしたが、職員に支えられ、立位で卒園証書や後輩からの花束を受け取ることができました。


 一方のKちゃんはお母さんから離れる経験が少なく、通所時はいつも不安な表情をしていました。動いたりお話ができるKちゃんは、からふるでは友達の手本になる場面が多く、より不安が増す環境だったかもしれません。

 年長さんになってこども園に通うようになったKちゃんは友達から学ぶ機会が増え、積み重ねてきた経験が花開き、今ではからふる児童発達支援の頼れるお兄さんに成長しました。同じようにお母さんから離れることが不安な後輩たちにとってKちゃんは、心のよりどころとなる存在でした。

 手術や入院が重なり、最後の半年はなかなか通所することができませんでしたが、あんなに不安そうだったKちゃんが、卒園式では堂々とした姿で、後輩たちの憧れのまなざしを受けて立派に巣立って行ったことに胸が熱くなりました。

 IちゃんとKちゃんは、当面は放課後デイを利用せず、まずは学校生活に慣れることを第一目標にされるそうです。でもまたどこかで会える日が来たら、きっともっともっと成長した姿に驚かされるんだろうな~、と今から楽しみにしています。からふるはいつまでも2人のことを応援してるよ!



 4人ともコロナの影響を受けて、通所の自粛や活動の制限を余儀なくされてきました。本当はもっともっと盛大に送り出してあげたかったのですが、卒園式もご家族しかご招待できず、申し訳なかったです。

 まだまだ制約が多い中での新生活のはじまりですが、新しい環境でまたいろんな経験を通して成長していってくれることを願っています。

 みんな、元気でね!

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