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危機管理について


 各地に大規模な災害をもたらした大雨は峠を越えたようですが、大雨特別警報が出ている地域も残っており、避難勧告や土砂災害警戒情報がいまだ解除されていないところもたくさんあるようです。幸いからふる周辺は被害なく、ひとまず安心していますが、京都府でも亡くなられた方や被害にあわれた方がたくさんおられます。

 今後も警戒が必要です。引き続き気を引き締めていきたいと思います。

 先日の大阪北部地震に続き、今回の大雨で、危機管理についていろいろ考えさせられました。

 地震は子どもたちが通所する前の時間帯に発生し、からふるには被害がなく、職員が出勤でき受け入れ体制が取れたこと、通信障害はあったものの保護者と連絡を取ることができ、通所の意向を確認できたことなどから、開所を決断しました。周辺の学校や保育所が一部を除き休校にはならなかったことも参考になりました。

 今回の大雨は、各学校や保育所も「○時に△△警報が出ていたら休校」といった画一的な対応ではなく、大雨予報から大きな被害が想定されたため、通常よりも慎重な対応を前日に連絡されたところもあったようです。一方で通常通り授業や保育をされていたところもありました。

 からふるも早い段階で休所の予測を立てたり、判断をすることができました。

 ただ、その判断がよかったのかどうか。特に今日は京都府南部の雨は収まってきていた上、子どもたちも通所の準備をしてくれていました。交通機関のマヒなどにより、職員体制が取れなかったため仕方なかったのですが、これでよかったのか、今日1日悶々としていました。

 以前も警報解除後に開所の判断をした時に、安全よりも経営を優先しているのではと批判されたことがあったのですが、どこまで情報収集すれば安全を確保したということになるのか、わからなくなってしまいました。

 一方で休んでばかりでは、確かに経営も成り立ちませんし、通いたいと思っている利用児にも申し訳が立ちません。最終的には管理者が総合的に判断するしかないのです。

 ただ、○×で評価できるような簡単なものではないので、この判断でよかったかどうか、ずっとずっと考え続けていかなければいけないことなのだろうと思います。

 次に危機が迫ったときには今回よりも迅速に、だれもが納得できる判断に近づけたら…と思います。

 本日ご利用予定をしてくださっていた子どもたちおよび保護者の皆様にはご迷惑をおかけしました。

 来週から、また元気に来てくださいね!

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